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石井護のラテアート 3Dラテアート アルティエーレの講習風景 こだわりのコーヒー豆

バリスタ入門

Introduzione della barista.

・バリスタとは?
バリスタ(barista:イタリア語)とはイタリアの飲食店で、ドリンクを提供する人の事を言います。
イタリアでは喫茶店・カフェの事をバール(bar:イタリア語)と言い、日本の喫茶店とは中身も異なります。
基本はカウンターで立ち飲みをするのですが、そこで働くバリスタに求められるのは、おいしいエスプレッソをいれるだけではなく、 その他ノンアルコール飲料や酒類も提供できなくてはなりません。
そのため、バリスタとしての知識や技術を、欧州スペシャルコーヒー協会は三段階で評価しておいます。
単にラテアート(デザインカプチーノ)の技術だけがあるからといってバリスタとは言えません。
バリスタとは、バールの経営的な面も含め全般ができる人の事を指すのです。
当然接客もありますので、お客様を楽しませるのも仕事です。

日本でもバリスタという仕事は存在します。
特に資格や免許というものはありません。
専門学校等を卒業したりセミナー(講習会)を受講したからバリスタとは言えません。
協会・団体や企業でそれぞれ認定書を発行する場合がありますが、そうなると既に知識や技術は上級者となっているはずです。
まずは、本格エスプレッソ・カプチーノを提供するお店や会社で修行を積み、さらにはバーテンダーとしても知識・技術を得なければなりません。

・エスプレッソとカプチーノ
エスプレッソとは蒸気を使って抽出するコーヒーで、ヨーロッパでコーヒーと言えばエスプレッソがスタンダードです。
ちなみに日本ではドリップ式のコーヒーが主流です。
エスプレッソ式はドリップ式よりより濃厚なコーヒーだと言われています。 カプチーノとはエスプレッソの一つのバリエーションで、エスプレッソに泡立てたミルクを注いだコーヒーです。
ミルクの上にチョコレート・シナモン・ココア等のパウダーを掛け、味付けをする場合もあります。
そのミルクの泡の表面に絵や文字を描くことでラテアート(デザインカプチーノ)が出来るのです。

・エスプレッソマシーンを扱う
エスプレッソマシーンには業務用の大型のものから、家庭用の小型のものまで多数の種類があります。
マシーンの中には小型ボイラーが設置されており、挽いたコーヒー豆をセットし、蒸気を高圧力で20秒位かけてコーヒーを抽出します。
また、ラテアートにも使用されるフォームドミルクを、スチームノズルを使い作ることも可能です。
業務用の大型のマシンと、家庭用の小型のマシンの大きな違いは中に設置されているボイラーの大きさです。
大型のマシンには大きなボイラーが設置されているので、蒸気の再加熱までの時間が短く、量産が可能です。
ですので、家庭用のマシンでも丁寧に扱えば本格的なエスプレッソ・カプチーノをお楽しみ頂けます。

アルティエーレではこういったコーヒーの基本から、マシン操作・ラテアートの技術まで少人数でレッスンします。

バリスタ石井護の奮闘記
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